ウェブマスターツールのキーワードページが新しくなりました

2009年11月26日木曜日 | 9:30

ウェブマスターツールの キーワード 機能とその UI (ユーザーインターフェース)が新しくなりました。Google がサイト内にキーワードを見つけた頻度や、そのキーワードを検出したページの URL といった詳細情報を確認していただけます。

「重要度」の欄には、あるキーワードの頻出度と、最も検出回数の多いキーワードの頻出度とを比較した相対的な結果が表示されます。


キーワードをクリックしてさらに詳細を表示させると、該当するキーワードを含むページの URL が10 個まで表示されます。


この機能は、ご自身のサイトを新たに再構築する場合や、サイト内のどの URL が乗っ取られたか を特定する場合に役立ちます。例えば、ご自身のサイトにまったく関係のないキーワード ( 例: 「バイアグラ」や「カジノ」 ) の検索結果にご自身のサイトが表示されていることが分かった場合には、この機能を使ってそのようなキーワードを見つけ出し、さらにそのキーワードを含んで いるページを特定することができます。 この機能を使えば、乗っ取られたコンテンツを素早く削除することができるようになるのです。

この情報は毎日更新される予定ですので、定期的に確認し、ご自身のサイトの管理にお役立てください。

ご意見、ご感想は、是非 ウェブマスターヘルプフォーラム までお寄せください。


リッチ スニペットの導入について

2009年11月19日木曜日 | 12:55

Google の検索結果では、皆様のウェブページの有益性がユーザーに分かりやすくなるように 「スニペット」と呼ばれるページの説明文をタイトルの下に表示 しています。スニペットは様々な技術を駆使して生成されており、ユーザーが検索結果からサイトへ飛んだとき、どのような情報が閲覧できるのかを示すものです。本日は、このスニペットを拡張した「Rich snippets ( リッチ スニペット )」という新機能についてご紹介します。今年の 5 月に米国で初めて提供されたもので、他国よりも早く日本は提供 2 ヵ国目となりました。リッチ スニペットは、Google のアルゴリズムを適用して、ウェブページに埋め込んだ構造化データを強調表示する、新しいタイプのスニペットです。

この画像のように、 リッチ スニペットではレビューに関するデータが追加されています。


製品やサービスのレビューや評価情報を表示することで該当ページの有益性が分かりやすくなり、より効果的にユーザーをウェブサイトへ誘導できることが我々の実験結果で出ています。

そこで、今回は、より多くのサイトにこの新機能をご活用いただけるよう、リッチ スニペットの表示に必要な 2 ステップをご紹介します。まず、ページの変更を行ったあとで、次に Google に参加希望のご連絡をいただく必要があります。以下に詳細を説明します。(なお、この機能は、通常のスニペットと同様 Google 独自のアルゴリズムとポリシーに基づいてユーザーにとって有益だと判断された場合のみ表示されます。)


< リッチ スニペットの表示 >

  1. microformats または RDFa を利用して構造化データをページに付加してください。ほとんどの場合、ウェブページ上の既存データをいくつかの追加タグで囲むだけの簡単な作業で完了します。

    まず、一例として、kakaku.com からマークアップデータ追加前の HTML データを示します。


    次は、microformats のマークアップを追加した HTML データです。


    また、2009 年 11 月現在、kakaku.com が実際に使っている手法とは異なりますが、以下のような RDFa のマークアップも使用可能です。いずれの形式にも対応しています。


    このように microformats もしくは RDFa でアノテーションをすることで、Google の検索結果にリッチ スニペットが表示されるだけでなく、同じフォーマットをサポートする他のサービスやツールでも利用可能になります。さらに、構造化データがウェブ上で普及するにつれ、それに対応する新しいアプリケーションが多数登場することも期待できます。

  2. そして、リッチ スニペットへの参加をご希望される際は、専用フォーム に必要事項を記入しご連絡ください。Google では、このフォームに記入していただいたすべてのユーザーに個別に返信することはできません。特定のサイトのデータをどのように使用するかについての保証はできませんが、データについて詳しくお伺いする目的でご連絡させていただくことがあります。また、ページに変更を加えても必ずしもリッチ スニペットが表示されるとは限りません。通常のスニペットと同様 Google 独自のアルゴリズムとポリシーに基づいてユーザーにとって有益だと判断された場合のみ表示されます。

ユーザーにとって有益な情報を表示するために、今後さらに実験・検証を重ねるとともにウェブマスターの皆様からのフィードバックを反映しながら徐々にリッチ スニペットを展開していく予定です。また、各ウェブサイトがこの仕組みを濫用していないか、最大限の努力をもって監視していきます。濫用者を発見した場合は、然るべき対処を取る予定です。

リッチ スニペットの活用や構造化データのアノテーションに関する詳細は ヘルプ記事 にてご確認ください。


< FAQ >

Q) 作成したページをマークアップすれば、必ずリッチスニペットが表示されるのですか?
A) いいえ。ページに microformats や RDFa でアノテーションしてもリッチ スニペットが表示されるとは限りません。まず、既に定義されている全ての microformats や RDFa に対してリッチスニペットが対応しているわけではありません。例えば、現在はレビューについてのみリッチ スニペットが表示されます。リッチ スニペットが ユーザーにとって有益と判断された場合には、他のカテゴリの microformats や RDFa に順次対応していきたいと考えています。また、リッチ スニペットが対応しているカテゴリの microformats や RDFa でアノテーションしたとしても、通常のスニペットと同様 Google 独自のアルゴリズムとポリシーに基づいてユーザーにとって有益だと判断された場合のみ表示されます。

なお、microformats もしくは RDFa でアノテーションした場合、他のウェブサイトやツール ( ブラウザや携帯電話など ) にそのデータを利用される可能性があることをご承知ください。リッチスニペットにご興味がある場合には、こちらの フォーム をご利用ください。

Q) レビュー以外のカテゴリに対応する予定はありますか?
A) ユーザーにとって有益だと思われるカテゴリの microformats や RDFa を選定しながら対応していく予定です。

Q) 今後の予定は?
A) レビュー以外の新しいカテゴリについて検証した上で、順次展開していく予定です。

Q) ページ内のデータ量が多すぎて、すべてをマークアップしきれません。
A) ページ内の全ての構造化データをアノテーションする必要はありません。リッチ スニペットで表示できる情報には限りがあります。例えば、ある製品のページに 497 件のレビューがある場合、497 件すべてをアノテーションしても、そのページのリッチ スニペットには全ての情報を表示することはできません。このような場合には review-aggregate という全レビューのまとめ(レビュー数、平均/最低/最高評価など)のみアノテーションするだけでかまいません。

Q) なぜ複数のエンコーディング方式に対応させたのですか?
A) 構造化データに関しては、多くのエンコーディングの議論がされてきました。例えば、Google 社内でも、microformats エンコーディングを支持する者、各種 RDFa エンコーディングを支持する者、そして Google 独自のエンコーディングを支持する者がいます。しかしこのリッチ スニペット・プロジェクトを進めるうちに、ウェブ上の構造化データは、複数のエンコーディ ング方式に対応可能であり、対応するべきでもあるいう考えに至りました。microformats と RDFa の両方をサポートしている点がその現われです。

ただし、用語を共通化することは重要だと考えています。たとえば、オブジェクトの型、オブジェクトのプロパティ、プロパティの型が共通であれば、様々なア プリケーションでも構造化データを識別できるようになります。 Google では、この用語の問題をどう処理するか議論を重ねた上、ある種の「投資」が必要との結論に至りました。そこで、Google は他の団体等と協力して、Google の様々なサービスや他のウェブサイトが共通して使用できる用語を定義していく予定です。まずは短いリストから始め、順次数を増やしていきたいと考えていま す。

可能な限り、すでに普及した用語を流用していきます。すでに定義されていた vCard や hReview のほか、様々なコミュニティで定義された多種多様なフォーマットに対応していきます。Google カスタム検索を使用しているサイトでは、独自の型を定義できるようになり、それを Google 側がインデックス処理し、カスタム検索の結果ページにリッチ スニペットを使用して(英語)ユーザーに提示できるようになります。最後に、Google では、構造化データを検討するコミュニティからの新しいアイデアに基づき、この分野が発展することを奨励、期待しています。


アクセス数の減少とサイトの構造上の問題について(後段)

2009年11月17日火曜日 | 9:30

最後に、サイトの構造上の問題について、取り上げます。

サイトのデザイン・構造上の問題

これまでの説明で、第三者からの悪意ある攻撃によってサイトやアクセス数に悪影響が出る場合があることがお分かりいただけたと思います。次はサイトのデザイ ン・構造上の問題についてご説明します。具体的には、皆さんのサイトが Google の検索結果に表示されるためには、サイトが適切に Google にクロールされ、インデックスに登録されなければなりません。そのためには、以下の事柄をお試しください。


まとめ

結論としては、Google の検索結果は変動するものだという事実を踏まえたうえで、ご自身のサイトが検索結果に表示されなかったり、表示が不自然に変動したりする場合は、悪意ある攻撃やデザイン・構造上の問題が原因になっている場合があり、さらにそうした問題は防げるのだということを覚えておいていただければと思います。まず手始めに行っていただきたいのは次の 3 つです。
詳しくは、こちらの スライド もご参照ください。



ご意見、ご質問は、ウェブマスターヘルプフォーラム までお寄せください。


アクセス数の減少とサイトの構造上の問題について(中段)

2009年11月13日金曜日 | 9:21

次に、プレゼンテーション資料 を使って、アクセスが減少した際に注意すべき点をご説明します。

まず、第三者によって 隠しテキストや隠しリンク がサイトに埋めこまれたことにより、サイトが Google のウェブマスターガイドラインに違反してしまい、サイトが Google の検索結果から除外されている場合があります。ご自身のサイトにこうした問題が起こっているかどうかは、Google のキャッシュやウェブマスターツー ルを使って確認することができますので、ご安心ください。

第三者によって隠しテキストや隠しリンクがサイトに埋め込まれているかどうかを確認する方法

1. ブラウザの表示を確認します。



2. Google のキャッシュを見てみると、ブラウザには表示されていないコンテンツが確認されます。



3. ウェブマスターツールにおいても、コンテンツにあるはずのないキーワードが検出されていることが確認されます。



また、サイトが第三者によって改ざんされたことで、ユーザーが別のサイトにリダイレクトされる場合も、アクセス数が減少する可能性があります。原因としては、例えば、改ざんされたサーバーを経由した場合、検索エンジンからの参照が引き金となって、別のページへリダイレクトされるような仕掛けになっている場合などがあります。



このような不正行為を Google が検出した場合、通常は問題が検出されたことを伝えるメッセージがウェブマスターツールのメッセージセンターに表示されます。



改ざんによって Google のクローラだけがリダイレクトされるケースもあります。この場合はユーザーには影響がないため、サイトのアクセス数が急激に減少することはありませんが、 この状態が長期にわたると Google にインデックスされるページが減る可能性があります。

(後段に続く)


アクセス数の減少とサイトの構造上の問題について(前段)

2009年11月11日水曜日 | 11:15

「アクセス数の減少」と「サイトの構造上の問題」に関する質問を数多くいただくため、先日(2009年 5 月 18, 19 日)ロンドンで開催された SMX London(サーチ・マーケティング・エキスポ・ロンドン)(英語)にて、これらの問題を詳しく解説したプレゼンテーションを行いました。今日は、その際に説明した内容から、重要な点を抜き出して紹介します。まずはアクセス数が減少する原因についてお話しし、続いて、サイトのデザイン・構造上の問題についてご説明しましょう。

アクセス数が減少する原因を理解する

ご存じの通り、Google の検索結果は常に変動しています。ウェブは絶えず進化し続け、それに合わせて Google のインデックスも更新されるからです。 また、ユーザーの関心や検索キーワードを把握する Google の機能が改善した場合も、Google のアルゴリズムによるページの選択や掲載順位は、たいてい変化します。しかし、こうした理由による検索結果の変動が混乱を招き、時に誤解を引き起こしているのかもしれません。そこで、アクセス数減少の原因に関する俗説をいくつか取り上げ、その間違いを指摘していきたいと思います。

俗説その1: 重複するコンテンツがアクセス数を減少させる

サイト内に存在する重複コンテンツがアクセス数に悪影響を与えているのではないかとお考えになる方が多いようですが、ウェブマスター向けヘルプセンターの記事「重複するコンテンツ」 に記載されているとおり、重複するコンテンツが存在しても、Google もしくはユーザーを欺く意図がない限り、ガイドラインに対する違反とはなりません。rel="canonical" の指定により 重複コンテンツを扱う方法については、記事の後段で詳しく説明します。

俗説その2: アフィリエイトプログラムがアクセス数を減少させる

ユーザーの利便性を高めるには、オリジナルで有益なコンテンツが不可欠です。ご自身のサイトが アフィリエイトプログラム に参加している場合、まず必要なのは、他の多くのサイトで見られるようなコンテンツを掲載していないかどうか考えてみることです。独創的で有益なコンテンツがほとんど無い、もしくは皆無ということでしたら、Google の検索結果で高い位置に掲載される可能性は低くなります。ですが、オリジナルで有益なコンテンツのサイトに関しては、アフィリエイトリンクが含まれている という理由でアクセス数が減ることはありません。

ウェブマスターの皆様に多く見られる誤解については、以上となります。

(中段に続く)