上手に質問、素早く解決 ~サイトのトラブル解決のポイント~

2010年2月24日水曜日 | 8:40

ウェブサイトを運営している多くの方が、自分のサイトでトラブルが発生した経験があるでしょう。そんな時、どこを調べればいいのか、どこに問い合せればいいのかが分かっていると、トラブルを迅速に解決することが出来ます。問題が見つかったら、何はさておき、まずは ウェブマスターツール にログインし、再審査リクエスト を送信してみる方が多いようですが、再審査リクエストは、どんな問題も解決できる万能策とは限りません。今日は、私たちが実際よく受け取る再審査リクエストの代表的な内容と共に、問題解決までの近道をご案内します。再審査リクエストを使うべきケースと、そうではないケースについてよりよく知っていただくきっかけとなれば幸いです。


検知されたマルウェアはもう私のサイトにありません

サイトにマルウェアがあると検知された場合、Google の検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」という警告メッセージが表示されます。もし、あなたのサイトにこのメッセージが表示された場合、ウェブマスターツールを使って、検知されたマルウェアの詳細について確認してください。そして、サイトからマルウェアを取り除き、再審査リクエストではなく、「マルウェアについての再審査のリクエスト (Malware Review Request) 」を送信してください。

マルウェアについての再審査リクエストを送信するには:

  1. ウェブマスターツールのホームページで、該当するサイトをクリックします。
  2. [このサイトの一部で悪意のあるソフトウェアを配布している可能性があります] のメッセージ画面で、[詳細] をクリックします。※ マルウェアが検知されていない場合、このメッセージは表示されません
  3. [審査をリクエスト] をクリックします。

サイトの一部 ( 例: ページ、サブディレクトリ、またはサイト全体 ) を Google のインデックスから削除したい

Google のインデックスからご自身のコンテンツを削除したい場合は、
  • あなたのサイトからコンテンツを完全に削除する
  • 該当の部分を Google がインデックスしないようブロックする
など、サイトにいくつかの変更を加える必要があります。後者は、robots.txtメタタグ を使用することで実現できます。これらの変更を行ったうえで、Google の ウェブページ削除リクエストツール を使うことで削除までの時間を短縮することができます。

削除リクエストツールの使い方:
  1. ウェブページ削除リクエストツール にアクセスして、Google アカウントにログインしてください。
  2. すぐに「新しいリクエストを作成」ページへ移動しない場合は、「新しい削除リクエスト」ボタンをクリックしてください。
  3. 「新しいリクエストを作成」ページで、ご自身の削除リクエストに応じたオプションを選択し、必須項目を入力して、「リクエストを送信」をクリックしてください。
以前掲載した記事「 Google のインデックスからコンテンツを削除する方法 」には、誤解しやすい点も含めて robots.txt やメタタグの使い方を詳しく説明しています。是非、御一読下さい。

以前に削除リクエストしたページをインデックスに再登録したい

削除リクエストの取り消しは、ウェブマスターツールから行ってください。

インデックスから削除したサイトを再登録する方法:
  1. ウェブマスターツールのトップページで、再登録したいコンテンツのあるサイトをクリックしてください。
  2. 「サイト設定」のページで、「クローラのアクセス」をクリックしてください。
  3. 「 URL の削除」タブをクリックしてください。
  4. 「削除済み URL 」 タブを選択後、再度 Google インデックスに登録したいコンテンツの隣に表示されている「再登録」をクリックしてください。
参考: サイトのメンテナンスを行う際は、上記のようなリクエストの送信による削除と再登録の手間を省くため、お使いのサーバーの設定を変更して、503 ( 一時サービス利用不可 ) の HTTP ステータスコード を返すようにするとよいでしょう。こうすることで、Googlebot は再びサイトをインデックスしに戻ってこなければならないと認識します。

サイトに実際あるページ数に比べて、インデックスに登録されたページ数が少ないのですが

この件については多くの原因が考えられますので、ウェブマスターヘルプフォーラム に質問を投稿し、他のウェブマスターや Google 社員に相談するとよいでしょう。ただしその前に、下記事項をご確認ください。

質問投稿前のチェック項目:
  • 「site: 」検索 を、ドメインの www 有りと www 無しの両方のバージョンで試してください ( いずれかのバージョンにおいてインデックスされている可能性があります ) 。例: site:www.google.co.jp, site:google.co.jp
  • サイトの中にどこからもリンクされていない「孤立した」ページがないか確認してください。
  • サイトマップ を送信してください。
  • robots.txt やメタタグで、インデックスされていないページをブロックしていないか確認してください。

自分のサイトへの外部リンクがすべて表示されていないようです

サイトに張られたリンクの数を確認する方法は 2 種類あります。「link: 」演算子でサイト検索を行う か、ウェブマスターツールを使います。ウェブマスターツールでは、該当のサイトが受けているリンクの情報がダッシュボードページに直接表示されています。リンクの状況は変化が激しいため、レポート内容も目まぐるしく変化します。

サイトへのリンク確認方法 ( ウェブマスターツール ) :

  1. ウェブマスターツールのトップページで、目的のサイトをクリックしてください。
  2. 「ウェブ上のサイト」で、「サイトへのリンク」をクリックしてください。

特定の国 ( 例えば日本 ) のユーザーのみを対象にしたい

ウェブマスターツールを使って、サイトが特定の国のユーザーに向けられていることを、Google に伝えることができます。

地域ターゲットの設定:

  1. ウェブマスターツールのトップページで、目的のサイトをクリックしてください。
  2. [サイト設定]で、[設定]をクリックしてください。
  3. [地域ターゲット]セクションで、希望するオプションを選択してください。

スパムページを見つけたので報告したい

この場合は、スパムレポートフォーム をご利用ください。

サ イトマップファイルを承認してくれません

ウェブマスターツールを使ってサイトマップの状態を確認し、エラーがある場合は修正してください。この場合もケースごとに問題が異なるため、ヘルプ記事や当ブログの関連記事に必要な情報が見当たらない場合は、ウェブマスターヘルプフォーラム ( カテゴリ: サイトマップ ) で質問してみてください。

他のサイトで自分のコンテンツが無断使用されています

まずは該当サイトのオーナーに連絡を取り、当事者間での解決を試みてください。それでも解決しない場合は、デジタルミレニアム著作権法 に基づきコンテンツ削除要求の申し立てを行ってください。

最後に、再審査リクエストを送信したほうがよい場合の例をいくつか挙げます。

  • 第三者による不正なサイトの改ざんの被害を受けた後、問題をすべて解決した
  • 新しく取得したドメインが、過去に「ウェブマスターのためのガイドライン」に抵触していた可能性がある
  • サイトが「ウェブマスターのためのガイドライン」に抵触していたため、問題を修正した
再審査リクエストを送信する際の注意事項などについての詳しい情報は、ヘルプ記事 や、当ブログ記事「 再審査リクエストを送信する際にご確認いただきたいこと 」にて、動画付きでご説明しています。ぜひご参照ください。


初心者向け Google SEO 資料

2010年2月10日水曜日 | 11:20

2010 年が始まり早 1 ヶ月が立ちましたが、今年の抱負は、もう決まりましたか? 「食生活を改善し、スポーツジムに通う!」といった目標を立てられている場合は、私たちではお役に立てないかもしれませんが、「今年こそは、検索エンジン最適化 ( SEO ) についてもっと勉強して、世間のうわさに惑わされずに、自分で判断できるようになりたい!」と思っている方がいらっしゃいましたら、ご協力できるかもしれません。

本日は、そのような抱負を掲げられた方向けに、SEO に詳しくなる 4 つのステップをご紹介します。


ステップ 1: 基礎を学ぶ

  • 文書を読んで学びたい方には、「 検索エンジン最適化スターターガイド (pdf) 」をおすすめします。
  • 動画のほうが楽という方は、通勤や通学途中に「 Search Friendly Development ( 検索エンジンにやさしいサイト開発 ) 」(英語) の講演ビデオをご覧になってはどうでしょう ( 一部やや専門的になっていますので、ご注意ください ) 。 ※ 英語のビデオですが、翻訳がほしい! という方は、フォーラム にコメントをお寄せ下さい。私たちは常にどうしたらより効果的に情報を提供できるか検討を重ねています。ビデオでの情報提供についても、皆様からのご意見を是非お聞かせください。

ステップ 2: 興味を持った分野の知識をさらに深める

基礎を学んだら、新たに疑問がわいてきますよね。新たにわいた疑問についてさらに調べてみましょう。たとえば、クロールやインデックスリンク とは一体何なのかについてもっと知りたい、と思ったら、ウェブマスター向けヘルプセンター を使って調べてみましょう。

ステップ 3: サイトをウェブマスターツールに登録する

サイトを ウェブマスターツール に登録し、サイトの所有権が確認されると ( つまり、あなたが該当サイトの所有者であることが Google に伝わると ) 、以下のことが可能になります。



サイトのクローラビリティについてのサンプルメッセージ

ただ、ウェブマスターツールにおける、サイトの所有権の確認には若干の技術的な知識が必要な場合があります。Google では様々な問題に対応した ヘルプ記事 を提供していますので、参考にしてください。ヘルプ記事を読んでもわからない場合は、フォーラム を覗いてみると良いでしょう。同様の疑問を持った方がすでに質問されているかもしれません。

ステップ 4: 大きな変更をする前には入念に調査する

SEO を意識する際に心掛けていただきたいことは、基本的なことばかりです ( 例えば、コンテンツやサービスをいいものにする、サイトを検索エンジンロボットがクロールできる状態にする、情報は検索エンジンがインデックスできる形式を考慮する、といったことです )。ウェブマスターの皆様は、色々な意見を聞いたり、読んだりすることがあるかもしれませんが、robots.txt で全ディレクトリへのアクセスをブロックしたり、サイト全体の構造をリニューアルするなどの大幅な変更をする際には、できるだけ以下のことを行うようにしてください。


以上が SEO に詳しくなるための 4 ステップとなります。この 4 ステップをマスターし、是非今年の目標を達成してください! ちなみに、私たちの今年の抱負は年頭に申しあげたとおり、ウェブマスターの皆様とできるだけ相互にコミュニケーションできるよう努めていくことです。ご意見、ご質問を フォーラム にてお待ちしております。


ウェブマスタークイズの回答と結果発表!

2010年2月3日水曜日 | 9:45

クイズにご参加いただきました皆様、ありがとうございました。日本からもたくさんの方がご参加くださいました。長らくお待たせ致しましたが、ウェブマスタークイズの回答と結果を発表させていただきます。この回答が、フォーラム にしばしば投稿される疑問を解消するヒントとなり、少しでも皆様のお役に立つことができたなら嬉しく思います。

クイズの回答リスト から一部抜粋して、解説します。

1) サイトを新しいドメインに引越しました。ユーザーと検索エンジンが引き続き適切にこのサイトにたどり着けるようにする必要があります。この場合、最適な方法は以下の選択肢のうちどれ?

正解: a) 301 リダイレクト
解説: この場合は 301 リダイレクト が最適な方法です。301 リダイレクトは検索エンジンに対し、「今後ユーザーにはこの新しいドメインを見せてください」という情報を伝えることができるからです。これに対し、302 リダイレクトは「これは一時的に設定したリダイレクトです。後でまた指定 URL を変える可能性があります」と伝えてしまうことになります。また、サイトを引越す際には、301 リダイレクトの実装に加えて、ウェブマスターツールの「アドレス変更」機能 を使っていただくと、Google が新しいドメインに引越したサイトを見つけやすくなります。

2) サーバーを移動することになり、24 時間、サイトへアクセスすることができなくなります。この場合の対処法は?

正解: c) すべてのリクエストに対し、状況を説明するメッセージと共に 503 ( サー ビス利用不可 ) を返す
解説: まだあまり知られていないことですが、ご自身のサイトがダウンした場合に便利です。HTTP ステータスコード の 200 ではなく、503 が返されることで、クローラーは「メンテナンスによる停止のため利用できません」とだけ書かれたページ群のクロールおよびインデックス登録は行わず、別の機会にクロールを試みるようになります。

3) あなたのサイトが一般公開されてから 5 日が経過しましたが、まだインデックスに登録されません。この場合は何をすべき?

正解: b) 引き続きサイトの更新を続ける
解説: これは少しひっかけ問題だったかもしれません。ご自身のサイトがインデックスに登録されない理由はいろいろ考えられます。例えば、クローラーがサイトのコンテンツを検出しないようにうっかり robots.txt ファイルを設定してしまった可能性もあります。しかしこの設問で皆様にお伝えしたかったのは、ご自身のサイトがまだ立ち上げて間もない場合は、インデックスに登録されるまでにもう少し時間がかかる可能性があるということです。引き続き、ユーザーのためにサイトの更新を続けるよう心掛けましょう。

6) 非公開フォルダである /private-files/ フォルダから 192 の 非公開 PDF ファイルがインデックスに登録されてしまいました。Google の検索結果からこれらの PDF ファイルを削除したい場合、最も早い方法はどれ?

正解: d) robots.txt にてこのフォルダへのアクセスを制限し、ウェブマスター ツールを通じてフォルダ全体の削除をリクエストする
解説: ウェブマスターツールの URL 削除リクエストツール を使ってフォルダ全体の削除をリクエストする前に、robots.txt にてインデックスに登録されたくないフォルダ全体をブロックし、クローラーがこのフォルダ内のファイルをクロールできないようにしておくことをお忘れなく。

9) example.es という国別コードトップレベルドメイン ( ccTLD ) を含むドメイン名にてサイトを運営しています。このサイトをスペインに関連付けるために必要な対処は?

正解: c) 特に何もする必要はない。".es" で終わっているドメインはすでに Google 側でスペインに関連付けられている
解説: 国別コードトップレベルドメインの中にはその国以外でも使われるものがあります。例えば「.tv」はツバル(国名)のドメインですが、ツバル以外でも使われています。しかしこういったケースは多くありません。このようなケースで質問がある場合は、フォーラム にお寄せください。


もし他にも質問がありましたら、フォーラム を活用して頂ければと思います。


最後になりましたが、上位 25 名の高得点者の方々を発表致します。

@zuku さん、bb さん、bcweb さん、epii さん、hashizo さん、iloveshopping さん、inajob さん、masutaro さん、mochy さん、ni4da さん、NIVOSIdE さん、nolength さん、orca さん、rui314 さん、sakaue さん、SEOもっと! さん、SEO薬箱@藤井 さん、Shingo Gima さん、suzukik さん、todesking さん、Web担当者Forumの安田 さん、Yosque Oyama さん、あうらゆうま さん、ガジェットWatch さん、みゆ子さん さん ( 以上 25 名 )

* 日本語圏以外の高得点者のリスト: ポルトガル語, 英語, ドイツ語, 韓国語

改めまして、クイズに挑戦していただいた皆様、ありがとうございました! そして高得点を獲得された皆様、おめでとうございます!!