リッチ スニペットの導入について

2009年11月19日木曜日 | 12:55

Google の検索結果では、皆様のウェブページの有益性がユーザーに分かりやすくなるように 「スニペット」と呼ばれるページの説明文をタイトルの下に表示 しています。スニペットは様々な技術を駆使して生成されており、ユーザーが検索結果からサイトへ飛んだとき、どのような情報が閲覧できるのかを示すものです。本日は、このスニペットを拡張した「Rich snippets ( リッチ スニペット )」という新機能についてご紹介します。今年の 5 月に米国で初めて提供されたもので、他国よりも早く日本は提供 2 ヵ国目となりました。リッチ スニペットは、Google のアルゴリズムを適用して、ウェブページに埋め込んだ構造化データを強調表示する、新しいタイプのスニペットです。

この画像のように、 リッチ スニペットではレビューに関するデータが追加されています。


製品やサービスのレビューや評価情報を表示することで該当ページの有益性が分かりやすくなり、より効果的にユーザーをウェブサイトへ誘導できることが我々の実験結果で出ています。

そこで、今回は、より多くのサイトにこの新機能をご活用いただけるよう、リッチ スニペットの表示に必要な 2 ステップをご紹介します。まず、ページの変更を行ったあとで、次に Google に参加希望のご連絡をいただく必要があります。以下に詳細を説明します。(なお、この機能は、通常のスニペットと同様 Google 独自のアルゴリズムとポリシーに基づいてユーザーにとって有益だと判断された場合のみ表示されます。)


< リッチ スニペットの表示 >

  1. microformats または RDFa を利用して構造化データをページに付加してください。ほとんどの場合、ウェブページ上の既存データをいくつかの追加タグで囲むだけの簡単な作業で完了します。

    まず、一例として、kakaku.com からマークアップデータ追加前の HTML データを示します。


    次は、microformats のマークアップを追加した HTML データです。


    また、2009 年 11 月現在、kakaku.com が実際に使っている手法とは異なりますが、以下のような RDFa のマークアップも使用可能です。いずれの形式にも対応しています。


    このように microformats もしくは RDFa でアノテーションをすることで、Google の検索結果にリッチ スニペットが表示されるだけでなく、同じフォーマットをサポートする他のサービスやツールでも利用可能になります。さらに、構造化データがウェブ上で普及するにつれ、それに対応する新しいアプリケーションが多数登場することも期待できます。

  2. そして、リッチ スニペットへの参加をご希望される際は、専用フォーム に必要事項を記入しご連絡ください。Google では、このフォームに記入していただいたすべてのユーザーに個別に返信することはできません。特定のサイトのデータをどのように使用するかについての保証はできませんが、データについて詳しくお伺いする目的でご連絡させていただくことがあります。また、ページに変更を加えても必ずしもリッチ スニペットが表示されるとは限りません。通常のスニペットと同様 Google 独自のアルゴリズムとポリシーに基づいてユーザーにとって有益だと判断された場合のみ表示されます。

ユーザーにとって有益な情報を表示するために、今後さらに実験・検証を重ねるとともにウェブマスターの皆様からのフィードバックを反映しながら徐々にリッチ スニペットを展開していく予定です。また、各ウェブサイトがこの仕組みを濫用していないか、最大限の努力をもって監視していきます。濫用者を発見した場合は、然るべき対処を取る予定です。

リッチ スニペットの活用や構造化データのアノテーションに関する詳細は ヘルプ記事 にてご確認ください。


< FAQ >

Q) 作成したページをマークアップすれば、必ずリッチスニペットが表示されるのですか?
A) いいえ。ページに microformats や RDFa でアノテーションしてもリッチ スニペットが表示されるとは限りません。まず、既に定義されている全ての microformats や RDFa に対してリッチスニペットが対応しているわけではありません。例えば、現在はレビューについてのみリッチ スニペットが表示されます。リッチ スニペットが ユーザーにとって有益と判断された場合には、他のカテゴリの microformats や RDFa に順次対応していきたいと考えています。また、リッチ スニペットが対応しているカテゴリの microformats や RDFa でアノテーションしたとしても、通常のスニペットと同様 Google 独自のアルゴリズムとポリシーに基づいてユーザーにとって有益だと判断された場合のみ表示されます。

なお、microformats もしくは RDFa でアノテーションした場合、他のウェブサイトやツール ( ブラウザや携帯電話など ) にそのデータを利用される可能性があることをご承知ください。リッチスニペットにご興味がある場合には、こちらの フォーム をご利用ください。

Q) レビュー以外のカテゴリに対応する予定はありますか?
A) ユーザーにとって有益だと思われるカテゴリの microformats や RDFa を選定しながら対応していく予定です。

Q) 今後の予定は?
A) レビュー以外の新しいカテゴリについて検証した上で、順次展開していく予定です。

Q) ページ内のデータ量が多すぎて、すべてをマークアップしきれません。
A) ページ内の全ての構造化データをアノテーションする必要はありません。リッチ スニペットで表示できる情報には限りがあります。例えば、ある製品のページに 497 件のレビューがある場合、497 件すべてをアノテーションしても、そのページのリッチ スニペットには全ての情報を表示することはできません。このような場合には review-aggregate という全レビューのまとめ(レビュー数、平均/最低/最高評価など)のみアノテーションするだけでかまいません。

Q) なぜ複数のエンコーディング方式に対応させたのですか?
A) 構造化データに関しては、多くのエンコーディングの議論がされてきました。例えば、Google 社内でも、microformats エンコーディングを支持する者、各種 RDFa エンコーディングを支持する者、そして Google 独自のエンコーディングを支持する者がいます。しかしこのリッチ スニペット・プロジェクトを進めるうちに、ウェブ上の構造化データは、複数のエンコーディ ング方式に対応可能であり、対応するべきでもあるいう考えに至りました。microformats と RDFa の両方をサポートしている点がその現われです。

ただし、用語を共通化することは重要だと考えています。たとえば、オブジェクトの型、オブジェクトのプロパティ、プロパティの型が共通であれば、様々なア プリケーションでも構造化データを識別できるようになります。 Google では、この用語の問題をどう処理するか議論を重ねた上、ある種の「投資」が必要との結論に至りました。そこで、Google は他の団体等と協力して、Google の様々なサービスや他のウェブサイトが共通して使用できる用語を定義していく予定です。まずは短いリストから始め、順次数を増やしていきたいと考えていま す。

可能な限り、すでに普及した用語を流用していきます。すでに定義されていた vCard や hReview のほか、様々なコミュニティで定義された多種多様なフォーマットに対応していきます。Google カスタム検索を使用しているサイトでは、独自の型を定義できるようになり、それを Google 側がインデックス処理し、カスタム検索の結果ページにリッチ スニペットを使用して(英語)ユーザーに提示できるようになります。最後に、Google では、構造化データを検討するコミュニティからの新しいアイデアに基づき、この分野が発展することを奨励、期待しています。


アクセス数の減少とサイトの構造上の問題について(後段)

2009年11月17日火曜日 | 9:30

最後に、サイトの構造上の問題について、取り上げます。

サイトのデザイン・構造上の問題

これまでの説明で、第三者からの悪意ある攻撃によってサイトやアクセス数に悪影響が出る場合があることがお分かりいただけたと思います。次はサイトのデザイ ン・構造上の問題についてご説明します。具体的には、皆さんのサイトが Google の検索結果に表示されるためには、サイトが適切に Google にクロールされ、インデックスに登録されなければなりません。そのためには、以下の事柄をお試しください。


まとめ

結論としては、Google の検索結果は変動するものだという事実を踏まえたうえで、ご自身のサイトが検索結果に表示されなかったり、表示が不自然に変動したりする場合は、悪意ある攻撃やデザイン・構造上の問題が原因になっている場合があり、さらにそうした問題は防げるのだということを覚えておいていただければと思います。まず手始めに行っていただきたいのは次の 3 つです。
詳しくは、こちらの スライド もご参照ください。



ご意見、ご質問は、ウェブマスターヘルプフォーラム までお寄せください。


アクセス数の減少とサイトの構造上の問題について(中段)

2009年11月13日金曜日 | 9:21

次に、プレゼンテーション資料 を使って、アクセスが減少した際に注意すべき点をご説明します。

まず、第三者によって 隠しテキストや隠しリンク がサイトに埋めこまれたことにより、サイトが Google のウェブマスターガイドラインに違反してしまい、サイトが Google の検索結果から除外されている場合があります。ご自身のサイトにこうした問題が起こっているかどうかは、Google のキャッシュやウェブマスターツー ルを使って確認することができますので、ご安心ください。

第三者によって隠しテキストや隠しリンクがサイトに埋め込まれているかどうかを確認する方法

1. ブラウザの表示を確認します。



2. Google のキャッシュを見てみると、ブラウザには表示されていないコンテンツが確認されます。



3. ウェブマスターツールにおいても、コンテンツにあるはずのないキーワードが検出されていることが確認されます。



また、サイトが第三者によって改ざんされたことで、ユーザーが別のサイトにリダイレクトされる場合も、アクセス数が減少する可能性があります。原因としては、例えば、改ざんされたサーバーを経由した場合、検索エンジンからの参照が引き金となって、別のページへリダイレクトされるような仕掛けになっている場合などがあります。



このような不正行為を Google が検出した場合、通常は問題が検出されたことを伝えるメッセージがウェブマスターツールのメッセージセンターに表示されます。



改ざんによって Google のクローラだけがリダイレクトされるケースもあります。この場合はユーザーには影響がないため、サイトのアクセス数が急激に減少することはありませんが、 この状態が長期にわたると Google にインデックスされるページが減る可能性があります。

(後段に続く)


アクセス数の減少とサイトの構造上の問題について(前段)

2009年11月11日水曜日 | 11:15

「アクセス数の減少」と「サイトの構造上の問題」に関する質問を数多くいただくため、先日(2009年 5 月 18, 19 日)ロンドンで開催された SMX London(サーチ・マーケティング・エキスポ・ロンドン)(英語)にて、これらの問題を詳しく解説したプレゼンテーションを行いました。今日は、その際に説明した内容から、重要な点を抜き出して紹介します。まずはアクセス数が減少する原因についてお話しし、続いて、サイトのデザイン・構造上の問題についてご説明しましょう。

アクセス数が減少する原因を理解する

ご存じの通り、Google の検索結果は常に変動しています。ウェブは絶えず進化し続け、それに合わせて Google のインデックスも更新されるからです。 また、ユーザーの関心や検索キーワードを把握する Google の機能が改善した場合も、Google のアルゴリズムによるページの選択や掲載順位は、たいてい変化します。しかし、こうした理由による検索結果の変動が混乱を招き、時に誤解を引き起こしているのかもしれません。そこで、アクセス数減少の原因に関する俗説をいくつか取り上げ、その間違いを指摘していきたいと思います。

俗説その1: 重複するコンテンツがアクセス数を減少させる

サイト内に存在する重複コンテンツがアクセス数に悪影響を与えているのではないかとお考えになる方が多いようですが、ウェブマスター向けヘルプセンターの記事「重複するコンテンツ」 に記載されているとおり、重複するコンテンツが存在しても、Google もしくはユーザーを欺く意図がない限り、ガイドラインに対する違反とはなりません。rel="canonical" の指定により 重複コンテンツを扱う方法については、記事の後段で詳しく説明します。

俗説その2: アフィリエイトプログラムがアクセス数を減少させる

ユーザーの利便性を高めるには、オリジナルで有益なコンテンツが不可欠です。ご自身のサイトが アフィリエイトプログラム に参加している場合、まず必要なのは、他の多くのサイトで見られるようなコンテンツを掲載していないかどうか考えてみることです。独創的で有益なコンテンツがほとんど無い、もしくは皆無ということでしたら、Google の検索結果で高い位置に掲載される可能性は低くなります。ですが、オリジナルで有益なコンテンツのサイトに関しては、アフィリエイトリンクが含まれている という理由でアクセス数が減ることはありません。

ウェブマスターの皆様に多く見られる誤解については、以上となります。

(中段に続く)


ページにセクションを特定する分かりやすいアンカーを設定しましょう!

2009年10月29日木曜日 | 11:35

Google Japan ブログ にて、情報に素早く辿り着くための新しい機能 を発表しましたので、併せて、先月英語版ウェブマスターセントラルブログで紹介した記事 を抄訳し、ご紹介します。

新しい機能は、いずれも検索結果に新しいリンクを表示して、膨大な情報が詰まったページ内の該当箇所にひとっ飛びできるようにします。ユーザーの探している 情報がページ内の特定の場所にまとめて記載されている場合、ユーザーがその場所に直接ジャンプすることができるので、ページ全体をスクロールしながら探す 手間が省けます。

また、新しいリンク機能は、ページの構成に基づいてアルゴリズムで自動生成されるため、どんなサイトでも表示される可能性があります。もちろん、料金を支払うことで特定のサイトへこのリンク機能が表示されるように設定することはできません。

では、この便利な新機能をご自分のサイトへ反映させたい場合はどうしたらいいでしょうか? ここで、いくつかのヒントをご紹介します。

  1. まず、ページが複数のトピックから構成される場合には、各トピックを明確に異なるセクションに分けてください
  2. 次に、各セクションにわかりやすい名称(例えば「第 2 章」などではない名称)のアンカーを埋め込んでください
  3. そして、そのページ内に、各アンカーにリンクされている目次を作成してください
この新しいリンク機能が表示されるかどうかは、キーワードに応じて変わってきますので、必ずしも毎回リンク機能が表示されるわけではありません。ある検索キーワードに対してリンクを表示することが明らかに役立つ場合にのみ表れます。

ちょっとした工夫をすることで、進化を続ける Google のお役立ち機能との相性もぐんとよくなります。より利便性の高いウェブサイトの運営に、Google のこの新しいリンク機能が役立てば幸いです。

ご意見、ご質問は、ウェブマスターヘルプフォーラム までお寄せください。


モバイル版とデスクトップ版の両方のサイトを運営しているウェブマスターの皆様へ

2009年10月26日月曜日 | 13:10

先日、モバイルサイトを正しく Google に認識させる方法についてご紹介しました が、本日は同じサービスをデスクトップ向けと携帯電話向けの両方に提供されているウェブマスターの方向けの情報をお届けします。

モバイル版とデスクトップ版の両方のサイトを運営されているウェブマスターの方から多く寄せられるご意見の中に、デスクトップからの検索に対してモバイル版のページが出現してしまう、あるいは逆に、モバイル検索でデスクトップ版のページが出てきてしまうという問題があります。このような場合は、リダイレクトなどを利用することで携帯ユーザーを携帯サイトに誘導するのが有効です。

リダイレクトを利用する

デスクトップ版 URL に携帯ユーザーからのアクセスがあった場合、対応するモバイル版 URL にリダイレクトするという手法です。これによって Google は両者の関係に気づき、デスクトップからの検索に対してはデスクトップ版の URL を、モバイル検索にはモバイル版の URL を出すことが可能となります。

この場合、対応する URL でアクセスできるコンテンツはできるだけ一致するようにしてください。たとえばショッピングサイトを運営していて、個別商品のデスクトップ版 URL に携帯端末からアクセスがあったとき、モバイル版の同じ商品のページではなく、モバイル版サイトのトップページにリダイレクトする、といったことにはならないように気をつけてください。まれに、モバイル版サイトの検索ランキングを上げるためにこのようなリダイレクトを行っているサイトも見られるようですが、そのようなことはしないでください。ユーザーにとっての利便性も下がります。逆に、モバイル版の URL に通常のデスクトップブラウザや Googlebot からアクセスがあった場合は、デスクトップ版 URL にリダイレクトする必要は特にありません。例えば GoogleYouTube はリダイレクトさせずに、モバイル版ページの下部に PC 版 URL へのリンクを張っています。モバイル版サイトの機能がデスクトップ版に比べて少ない場合、ユーザーがデスクトップ版へ簡単に移動できるので便利です。

同じ URL で内容をユーザーエージェントによって切り替える

様々な事情や歴史的な経緯によって、同じ URL でフォーマットやコンテンツをユーザーエージェントによって切り替える方式を実施しているサイトがあります。つまり、実際にアクセスする URL は同じですが、ユーザーエージェントの情報にもとづいてデスクトップから閲覧した場合と携帯電話から閲覧した場合で表示するフォーマットを変えるという手法です。この場合、どちらの検索結果でも同じ URL が表示され、デスクトップからアクセスすればデスクトップ版のコンテンツが閲覧でき、携帯電話からはモバイル版のコンテンツが閲覧できます。

ただし、クローラーに返すコンテンツの設定を誤ると、場合によってはサイトの偽装、いわゆる「クローキング」と見なされることがあるのでご注意ください。

クローキングとは、Googlebot に対して通常のユーザーと異なるコンテンツを見せることで、検索結果のランク付けを高めようとする行為のことです。実際にはユーザーが閲覧するコンテンツにはないキーワードで検索結果に表示されるなどの不便を生じるため、クローキングに対しては、厳しい対処が取られます。

では、同じ URL でモバイル版とデスクトップ版を提供する場合、「ユーザーが閲覧するコンテンツ」とはどちらのことなのでしょうか。前回の記事でも説明したように Google ではウェブ検索用の Googlebot とモバイル検索用の Googlebot-Mobile というクローラーを使っています。ですから Googlebot にはデスクトップのウェブブラウザと同じコンテンツを、Googlebot-Mobile には携帯電話のウェブブラウザと同じコンテンツを返してください。もちろんこの場合、Googlebot と Googlebot-Mobile で受け取るコンテンツが違っていても問題ありません。たとえば、サイト管理者の意図と反してクローキングと認識される可能性のあるパターンとして、デスクトップからのアクセスは「携帯電話からアクセスしてください」といった説明をするページを返しているのに、Googlebot と Googlebot-Mobile を区別せず扱っているために Googlebot からはモバイル版のコンテンツが見えてしまっている、というケースがあります。この場合、実際にデスクトップユーザーが閲覧するコンテンツと Googlebot が受け取るコンテンツが異なるため、クローキングと判断されてしまう可能性があります。



まとめ

Google も検索結果の改善に日々取り組み、問題の解決に尽力していますが、デスクトップ版とモバイル版の対応関係などについては、ウェブマスターの皆様にもご協力いただければ幸いです。できるだけたくさんのモバイルコンテンツが Google のインデックスに登録され、ひいては、検索ユーザーの皆様により良い検索結果を提供することにつながればと思っています。モバイル検索のユーザーエクスペリエンス向上のため、ぜひご協力をお願いします。


モバイルサイトを正しく Google に認識させるためには

2009年10月19日月曜日 | 13:30

皆様もご存知のように日本は携帯電話普及率が非常に高く、たくさんの人が携帯電話を日常的に利用しています。その用途は通話やメールに留まらず、ウェブサイトの閲覧も携帯から行う人が増えており、Google モバイル検索 における検索件数は、日本国内からの全検索件数の少なくない割合を占めています。ただ、モバイルサイトの運営は、それほど容易なことではありません。モバイルサイトには通常のウェブサイト(デスクトップ版のサイト)とは異なるフォーマットが使われ、運営方法やノウハウもデスクトップ版サイトとは大きく異なるため、その管理は、ウェブマスターの皆様にとって新たなチャレンジとなっているのではないでしょうか。モバイル検索のエンジニアとして様々なサイトを調査していると、携帯電話からの閲覧を想定して設計されているものの、それ以外のソフトウェアがアクセスすることは念頭に置かれていなかったため、Google のインデックスに正しく登録されていないモバイルサイトが多数あるのを見かけます。Google の検索を通じてユーザーがあなたのサイトと出会うには、まず、あなたのサイトが Google に適切にインデックスされている必要があります。

そこで今回は、あなたのモバイルサイトを正しく Google のインデックスに登録するためのヒントをご紹介したいと思います。

そもそもモバイル検索結果にウェブページが出てこない場合

モバイル検索"site:" 演算子 を使って検索しても、あなたのサイトのウェブページが検索結果に出てこない場合は、サイトに以下の 2 つのいずれか、もしくは両方の問題があることが考えられます。

Googlebot がサイトを発見できていない

Google は Googlebot と呼ばれるプログラムを使ってウェブページ情報を取得し、これをもとに検索インデックスを作っています。サイトが作られて間もないと、Googlebot がまだそのサイトの存在に気付いておらず、ウェブページ情報が取得されていない可能性があります。そのような場合は、モバイルサイトマップ を作成し、Google に送信することで、その存在を教えてください。モバイルサイトマップは通常のサイトマップ同様、ウェブマスターツールを使って送信 することができます。

Googlebot がサイトにアクセスできない

モバイルサイトのなかには携帯電話以外のアクセスを禁止しているため、Googlebot もアクセスすることができず、検索できなくなっていることがあります。モバイルサイトの収集に使われる Googlebot は、ユーザーエージェント情報に "Googlebot-Mobile" という文字列を含んでいますので、"Googlebot-Mobile" を含むユーザーエージェントからのアクセスも許可するようにしてください。なお、Google はユーザーエージェント情報を予告なく変更することがありますので 、現在の Googlebot-Mobile が使っているユーザーエージェントと完全に一致するかどうかで比較することは推奨されません。ユーザーエージェントが "Googlebot-Mobile" という部分文字列にマッチするかどうかのみで判断してください。

モバイルサイトの中には特定の IP アドレス帯域からのアクセスのみを許可することで確実に携帯電話以外のアクセスを禁止する手法が用いられることがあります。このように IP アドレス帯域を限定すると、Google も含めた各種の検索エンジンからのアクセスも禁止されてしまいますし、検索エンジンや携帯電話以外の携帯機器からのアクセスができないと最終的にユーザーの数が増えにくくなると考えられます。しかしもしどうしても IP アドレス帯域を使った制限を外せないというサイトを運営されている方のために、Googlebot-Mobile で使用する IP アドレス帯域を公開 していますので、この IP アドレス帯域からのアクセスも許可していただきますよう、お願い致します。

モバイルサイトが、モバイルサイトとして認識されていない場合

Googlebot-Mobile はウェブページ情報を取得してインデックスすると同時に、取得したページが実際に携帯電話で閲覧可能かどうかをチェックしています。Googlebot が携帯電話で閲覧できないと判断したページはモバイルページであるとみなされず、モバイルサイトのインデックスに登録されません( PC サイトのインデックスに登録される可能性はあります)。この判定は様々な情報に基づき行われますが、DTD(Doc Type Definition, 文書型定義)宣言もそのひとつです。適切に XHTML Mobile や Compact HTML など携帯端末向けのフォーマットの DTD を宣言していれば問題なくモバイルページとして登録されるでしょう。詳細は、携帯サイトウェブマスター向けのガイドライン をご参照ください。

また、先日 ウェブマスターヘルプフォーラム に、モバイルサイト というカテゴリが追加されました。モバイルサイトの検索結果に関するご意見、ご質問は、是非こちらにご投稿ください。